テトラミド錠 10mg/30mg
特徴
四環系抗うつ薬に分類される医薬品になります。
眠気の副作用を利用して不眠改善に用いられる事もあります。
レスリンなども同様に不眠改善目的で用いられる事が多くなっています。
極端な話、抗うつ剤としてより睡眠薬として使っている方が多いのでは?と
思う処方の先生も多いような感じです。
ちなみに睡眠状態を改善するために処方される場合は
少量で効果が出る場合が多く2.5〜5mg程度で済みます。
がこのテトラミドは1錠10mgが最少になるので
そいうった処方に対応するには半割、1/4割になり手間がかかります。
規格
テトラミド錠は10mg/30mgの2規格が存在しています。
それぞれ白色のフィルムコート錠となります。
*30mg錠のみ割線が入っています。
効果効能
テトラミド錠の効果効能
・うつ病
・うつ状態
テトラミド錠は始めに記載した通り、眠気が出やすい副作用を持っていて、それを利用して本来の効果効能にはない睡眠薬としてよく使用されています。
半減期 / 作用時間
半減期は18時間前後であり、服用後約2時間で最高血中濃度に到達します。
その後、約72時間後に血中から消失します。
禁忌・併用注意
MAO阻害剤を服用中の方
副作用
全体の13.4%に副作用が発現しています。
その中でも眠気(6.22%)が非常に起こり易くなっています。
その次に多いのが口渇(2.93%)、めまい・立ちくらみ・ふらつき(8.7%)、便秘(5.43%)となります。
注意点
離脱症状・断薬
離脱症状が発生する可能性はあります。
急な断薬によって発現する可能性が高いので医師の指示に従い
徐々に減薬する必要があります。
妊婦・授乳婦
よくある有益性が危険性を上回ると判断できる場合にのみ投薬するとなっています。
つまり危険性については確実にはわからないという事になります。
薬価
規格 | 薬価 |
---|---|
テトラミド錠10mg | 15.3円 |
テトラミド錠30mg | 42.7円 |
*H28年4月変更薬価(次回はH30年4月予定)
ジェネリック医薬品(後発医薬品)
ジェネリック医薬品はまだ発売されていません。
市販医薬品
現在、似たような医薬品、健康食品は発売されていません。
テトレミド錠詳細
成分名 | ミアンセリン |
---|---|
製造販売元/販売提携 | MSD/第一三共 |
剤形・規格 | 錠剤/10mg・30mg |
効果効能・用法・用量 |
テトラミド錠
◎うつ病・うつ状態
|
警告 | 特になし |
禁忌 | 併用禁忌:MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩、エフピー) |
原則禁忌 | 特になし |
添付文書 | 医療用医薬品の添付文書情報 |
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