ルボックス錠





【姉妹サイト】 抗精神病薬のすべて / 睡眠薬のすべて

ルボックス錠(25mg/50mg/75mg)

ルボックス,ルボックス錠,SSRI,効果,眠気,吐き気,離脱症状

特徴

 

SSRIとして日本で初めて発売された医薬品になります。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬と呼ばれ副作用は比較的少ないといわれています。

 

デプロメール錠と名前が違うだけで同じ成分である
フルボキサミンマレイン酸塩が主成分であるSSRIになります。
ルボックス錠の発売元はアボットになります。

 

SSRIとは?
選択的セロトニン再取り込み阻害薬と呼ばれ、シナプスで
セロトニンを選択的に再取り込み阻害をする作用をもつ薬剤になります。

 

1999年5月に販売が開始され既にジェネリック医薬品も発売されています。

 

一緒に服用してはまずい薬剤が多くあり
ロゼレム錠(成分名:ラメルテオン)、テルネリン錠(成分名:チザニジン)
などがあげられます。

 

ロゼレムとの併用では、ラメルテオン濃度が顕著に上昇し作用が強く現れる事が
あるとの事で併用禁忌となっています。が、まれに処方される事もありました。
これはDrが意図的に処方したとの事ですが効果はかわらないようでした。

 

またテルネリンとの併用も同様でテルネリンの成分である
チザニジンの濃度が上がり、半減期が延長する事によって
過度の血圧低下が起こる可能性がある事で禁忌となっています。
ルボックス,ルボックス錠,SSRI,効果,眠気,吐き気,離脱症状

 

効果効能

 

ルボックス錠の効果効能は下記の通りになります。
ルボックス,ルボックス錠,SSRI,効果,眠気,吐き気,離脱症状

 

うつ病・うつ状態
強迫性障害、社会不安障害

 

 

副作用

一番多く起こる副作用としては
吐き気が起こり易くなっています。

 

特に服用初期に起こる可能性が高くなっていますが
服用を続けると消失する事が多くなっています。
副作用を防止する為に
プリンペラン等の吐き気止めと一緒に処方されます。

 

吐き気の副作用はよく見られますが
眠気の副作用は比較的少ない傾向にあるかと思われます。

 

抗うつ薬で太る!?体重増加の副作用が起こる原因とは?

 

 

注意点

 

併用禁忌薬が通常使用される薬剤
睡眠障害等で使用される薬剤などにある為、注意が必要です。

 

薬価

 

規格 薬価
ルボックス25mg 32.7
ルボックス50mg 56.1
ルボックス錠75mg 77.1

*H28年4月変更薬価(次回はH30年4月予定)

 

ジェネリック医薬品

 

ジェネリック医薬品は多数発売されています。

 

メーカー 医薬品名
エルメッドエーザイ フルボキサミンマレイン酸塩錠25mg「EMEC」
ニプロ フルボキサミンマレイン酸塩錠50mg「NP」

 

*ジェネリック医薬品の値段を調べたい場合はコチラのサイトを参考にして下さい。

 

 調べ方は先発品名称(ルボックス)を入力し表示された右側にある「同効薬リスト」を
 クリックして下さい。ジェネリックがある場合はジェネリック医薬品の価格が出てきます。

 

デプロメール錠詳細

成分名 フルボキサミンマレイン酸塩錠
剤形・規格 錠剤/25mg・50mg・75mg
用法・用量 うつ病・うつ状態、強迫性障害、社会不安障害

1日2回服用で初期量50mg、最大使用量150mg/日

警告 特になし
禁忌 併用禁忌:エフピー、テルネリン、ロゼレム等
原則禁忌 シサプリドとの併用

<スポンサードリンク>

ルボックス錠25mg/50mg/75mgのすべて関連ページ

デプロメール25mg/50mg/75mgのすべて
デプロメール錠はうつ病薬分類の中のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類されています。副作用として吐き気の発現頻度が高いと言われており、また他薬剤との相互作用も問題となります。これらについて詳細に現役薬剤師がわかりやすく解説しています。
パキシル錠、CR錠のすべて
うつ病薬分類の中のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれるうつ病治療に使用されるパキシル錠の詳細な説明になります。現在日本で発売されているSSRIは全部で5種類となります。
ジェイゾロフト錠のすべて
ジェイゾロフト錠はうつ病薬分類の中のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれるうつ病治療に使用されるものになります。薬剤師からみたジェイゾロフト錠の副作用、効果、アルコールとの併用などについて詳細について解説しています。
レクサプロ錠のすべて
レクサプロ錠は抗うつ病薬分類の中のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の中で一番新しい薬になります。現在日本で発売されているSSRIは全部で5種類となります。これらについて詳細に現役薬剤師がわかりやすく解説しています。

抗うつ薬 一覧 3環系抗うつ薬 4環系抗うつ薬 SSRI SNRI NaSSA